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帯状疱疹の各症状
初期症状
帯状疱疹の初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿って生じる痛みや違和感、痒みなどです。神経の炎症が起こることがほとんどであり、「ピリピリ」「ズキズキ」「ジンジン」といった痛みを感じる方が多くおられます。また、皮膚症状が現れる前後には発熱したりリンパ節が腫れることもあります。
発疹が出る
帯状疱疹による発疹は、皮膚の痛みや違和感、痒みなどが起こったところに現れます。最初はわずかな盛り上がりやブツブツなので、皮膚疾患と勘違いされることが多いようです。なお、発疹は上半身に現れることが多く、顔面や目の周りに見られることもあります。
水ぶくれになる
発疹が進行すると、小さな水ぶくれになります。その後、数を増やしていって帯状になります。水ぶくれが帯状になることから「帯状疱疹」と言われます。水ぶくれは一週間ほどで敗れ、かさぶたとなります。皮膚症状は三週間ほどで治りますが、色素沈着や傷が残る可能性があります。
帯状疱疹の発症する部位と症状
顔
頬やおでこなどに現れることがあります。症状によっては目の周りに現れることがありますが、「眼部帯状疱疹」と呼ばれ、結膜炎や角膜炎などが起こることがありますので、注意が必要です。
首
首に症状が現れる場合、肩や首筋の激しい痛みや運動麻痺(腕が上がらない)という症状が出ます。
腕
帯状疱疹が腕に出る場合、片側の神経の流れに沿って現れてきます。左右どちらからの肩や腕、手に生じる痛みやかゆみに続いて、発疹等が見られます。
背中
帯状疱疹が背中に現れる場合、自分では皮膚の変化がわからないため注意しましょう。
汎発性帯状疱疹
帯状疱疹は、基本的に体の左右どちらかに起こります。ただし、ごく稀に両側に発症する場合があります。帯状疱疹の病変の他に、少し離れたところに水ぶくれなどの発疹が見られることもあります。
早めの処置が重要です
帯状疱疹は、症状が重くなればなるほど生活に直結するようなリスクがあります。気付くことが遅くなってしまいやすい病気ではあるのですが、「帯状疱疹かも」と発覚した時点で、すぐに受診するようにしましょう。