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- ドクターズインタビュー
大阪府高槻市にある痛みに関する治療の専門クリニックである「芥川きどクリニック」は、先代である「芥川診療所」時代から地域医療に貢献し、多くの患者様の痛みの悩みに寄り添ってきました。今回は、院長の城戸先生に医院のことや近年注目されている「帯状疱疹」についてお聞きしました。
志した医師の道
痛みに悩む人を
一人でも多く救いたい
先生が医師を目指そうと思われた
きっかけを教えてください
私の父が医師をしていたことが大きいですね。開業医をしていたわけではなく、直接医師の道を進められたわけではありませんが、自然と医師を目指していました。
先生がペインクリニックを開業されたのはなぜでしょうか?
20歳になる少し前くらいから、頭痛で悩まされていました。ひどい時には半日から一日は寝込んでしまうほどのものであり、偏頭痛ということがわかってからは、自分がペインクリニックに受診した経験からも、興味を持つようになりました。
大学での学びや自分の痛みの経験から、「麻酔科のあるペインクリニック」は多くの人に役立ち重要なのではないかとも考えましたね。
ペインクリニックではどういった病気に対応しておられますか?
ペインクリニックは、体の筋肉や骨格などの痛みに対してアプローチするものです。患者さんが抱えておられる痛みの原因を診査・診断することで的確に判断し、薬やブロック注射で痛みの緩和を目指します。多くの方は痛みで夜に眠れなかったり、ストレスになるようなこともありますから、早めの処置が重要です。
帯状疱疹
早期対処が治療の
カギです
先生が力を入れておられる「帯状疱疹」とはどのような病気ですか?
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが神経に残り、大人になって加齢や疲れなどで免疫が弱まったところにウイルスが再び活性化することで発症します。特に、50歳以上の方に多く見られるため、当院では再発防止も含めたワクチン接種などをオススメすることで、治療だけでなく予防にも尽力しています。
帯状疱疹治療において大切にされていることを教えてください
早めに痛みの治療をすることですね。慢性化してしまうと治療に時間がかかったり、完治するのが遅くなってしまいます。ですが、痛みの治療についてはご本人の気付きがとても大切なので、すぐに受診していただきたいです。帯状疱疹の場合、症状的に最初は皮膚科にいかれることが多いと思いますが、痛みが残る期間が長かったり辛かったりすることがあれば、すぐにご相談いただきたいです。
先生が患者さんと関わる上で気をつけていることはなんですか?
患者さんの痛みに寄り添うということです。急性期の痛みと慢性期の痛みは、関わり方が変わります。それぞれの患者さんに合わせて対処していくことが、何よりも重要です。
しないこと
どんな些細なことでも
ご相談ください
最後にこのHPをご覧の方にメッセージをお願いします
気になる痛みがあれば、まずはご相談ください。基本的にはなんでも見させていただきますので、「こんな痛みは診てもらえるかな?」と踏みとどまるのではなく、一歩進んでいただきたいですね。また、「原因がわからない」「病院に行ったけれどわからないと言われた…」など、治療を諦めてしまった方も、ぜひ一度当院までお越しいただければと思います。